経 歴
増原 宏 (ますはらひろし)
生年月日
昭和19年3月29日
学歴
昭和46年 3月 大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程化学系
化学専攻修了
昭和43年 3月 東北大学大学院理学研究科修士課程
化学専攻修了
昭和41年 3月 東北大学理学部化学第2科卒業
職歴
平成20年 4月 台湾・国立陽明交通大学 講座教授(〜現在)
平成19年 4月 (財)濱野生命科学研究財団 主席研究員(〜平成20年3月)
平成17年 4月 大阪大学大学院工学研究科精密科学・応用物理学専攻教授(〜平成19年3月退職)
(改組にともなう専攻名変更)
平成16年 4月 大阪大学大学院生命機能研究科教授(兼任)(〜平成19年3月)
平成10年 4月 大阪大学大学院工学研究科応用物理学専攻教授
(大学院重点化にともなう組織替え)
平成 3年 3月 大阪大学工学部応用物理学科教授
昭和59年 4月 京都工芸繊維大学繊維学部高分子学科教授
昭和59年 2月 大阪大学基礎工学部合成化学科講師
昭和47年 4月 大阪大学基礎工学部合成化学科助手
昭和46年 4月 日本学術振興会 奨励研究員
受賞歴
平成29年 4月 瑞宝中綬章
平成22年11月 アジア光化学協会 協会賞
平成22年 6月 向井賞(財団法人東京応化科学技術振興財団)
平成22年 2月 Mizushima Raman Lectureship(日本学術振興会,インド科学技術省)
平成20年11月 紫綬褒章
平成18年 5月 日本分光学会学術賞
『時空間分解分光のための新手法の開発と分子系ダイナミクス研究への応用』
平成18年 4月 2006年ポーター賞(Porter Medal 2006)(4月7日メダル授与)
“Pioneering Laser-induced Time- and Space-resolved Micro/Nano-size
Photochemistry”
平成18年 3月 第58回 日本化学会賞
『レーザーナノ化学:方法論の開発と分子系ナノダイナミクスの解明』
平成17年12月 第21回 光産業技術振興協会 櫻井健二郎氏記念賞
『フェムト秒レーザパルスによる蛋白質の結晶化』
(増原宏、佐々木孝友、森勇介、細川陽一郎)
平成17年 5月 第29回レーザー学会業績賞・論文賞(解説部門)
『短パルスレーザーを用いた蛋白質の結晶化』
(安達宏昭、細川陽一郎、増原宏、吉村政志、森勇介、佐々木孝友)
レーザー研究、32、2、84-87 “Protein Crystallization Using Short Pulse Laser”
Hiroaki Adachi, Youichiroh Hosokawa, Hiroshi Masuhara, Masashi Yoshimura,
Yusuke Mori, and Takatomo Sasaki
The Review of Laser Engineering, Vol.32, No.2, pp.84-87 (2004)
平成 6年11月 大阪科学賞
『マイクロ化学の開拓的研究』
平成 6年 3月 日本化学会学術賞
『マイクロ化学の方法論開発と新現象の探索』
平成 5年 7月 モエヘネシー・ルイヴィトン国際科学賞
”芸術のための科学”ダヴィンチ賞(フランス)
『Optical Harmony of Microparticles in Solution』
平成 1年10月 光化学協会賞
『レーザーホトリシス法による分子集合体光化学過程の研究』
名誉
令和 5年 応用物理学会 フェロー
令和 元年 分子科学会 名誉会員
平成29年 光化学協会 名誉会員
平成23年 インド国立科学アカデミー 外国人フェロー
平成22年 3月 日本化学会 フェロー
平成19年 International Union of Pure and Applied Chemistry (IUPAC) フェロー (〜平成28年)
平成18年11月 Ecole Normale Superier de Cachanより名誉学位授与 (〜平成25年8月)
平成10年11月 科学と芸術に関するベルギー王立フランダースアカデミー外国人会員
併任・客員など
平成30年 9月 千葉大学分子キラリティー研究センター 客員教授 (〜現在)
平成27年 4月 大阪大学大学院基礎工学研究科 招聘教授 (〜現在)
平成24年 4月 自然科学研究機構分子科学研究所 運営顧問 (〜平成28年3月)
平成26年 4月 奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科 客員教授 (〜現在)
平成20年10月 奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科 特任教授 (〜平成26年3月)
平成20年 4月 立命館大学生命科学部客員教授(〜平成20年9月)
平成20年 5月 JSTさきがけ「光の利用と物資材料・生命機能」研究総括(〜平成27年3月)
平成20年 2月 奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科 客員教授(〜平成20年9月)
平成18年10月 中国・中国科学院理化学技術研究所 客座教授(〜平成21年9月)
平成19年 4月 関西学院大学理工学部客員教授(〜平成21年3月)
平成17年 6月 フランス・エコールノルマルスペリエール(パリ)客員教授
平成15年 9月 台湾・陽明大学客員教授(〜平成16年6月)
平成12年 4月 名古屋大学物質科学国際研究センター客員教授(〜 平成14年3月)
平成10年 9月 フランス・エコールノルマルスペリエール(カシャン)客員教授(〜平成12年12月)
平成 8年 4月 新技術事業団(現科学技術振興事業団)基礎研究参与(〜平成10年3月)
平成 8年 4月 日本原子力研究所関西研究所客員研究員(〜平成12年3月)
平成 7年11月 工業技術院(現産業技術総合研究所)物質工学研究所客員研究員(〜平成7年12月)
平成 6年 4月 日本原子力研究所高崎研究所大阪支所客員研究員(〜平成8年3月)
平成 3年 8月 東北大学反応化学研究所客員教授(〜平成4年3月)
平成 3年 8月 ベルギー・ルーバンカトリック大学客員教授(〜平成3年5月)
昭和63年10月 新技術事業団(現科学技術振興機構)創造科学技術推進事業増原極微変換プロジェクト
総括責任者(〜平成6年3月)
昭和61年 6月 米国・IBM社アルマデン研究所夏期招聘研究員(〜昭和61年8月)
昭和60年 4月 東京工業大学資源化学研究所客員教授(〜昭和61年3月)
昭和56年 7月 ベルギー・ルーバンカトリック大学客員研究員(〜昭和56年9月)
研究分野
・Optical Force Chemistry, Photochemistry, Physical Chemistry
研究課題
・Exploring new laser-induced molecular phenomena and elucidating their dynamics and mechanism
・Optically evolved assembling of nanparticles in laser trapping
論文(近年のものから抜粋)
・"Optical Force-Induced Chemistry at Solution Surfaces”,
Jim Jui-Kai Chen, Wei-Yi Chiang, Tetsuhiro Kudo, Anwar Usman, and Hiroshi Masuhara,
AChem. Rec, in press (2021).
・"Nanoparticle Assembling Dynamics Induced by Pulsed Optical Force”,
Hiroshi Masuhara and Ken-ichi Yuyama,
Annu. Rev. Phys. Chem., 2021. 72 (2021).
・"From Nanosecond Photochemistry to Optical Force Chemistry: My Journey”,
Hiroshi Masuhara,
AChem. Rec, in press (2021).
・"A single spherical assembly of protein amyloid fibrils formed by laser trapping",
Ken-ichi Yuyama, Mariko Ueda, Satoshi Nagao, Shun Hirota, Teruki Sugiyama, Hiroshi Masuhara,
Angew Chem. Int. Ed., 2017, 56, 6737-6743
・"Femtosecond laser-enhanced amyloid fibril formation of insulin",
Tsung-Han Liu, Ken-ichi Yuyama, Takato Hiramatsu, Naoki Yamamoto, Eri Chatani, Hiroshi Miyasaka, Teruki Sugiyama, and Hiroshi Masuhara,
Langmuir, 2017, 33, 8311-8318
・"In situ patterning and controlling living cells by utilizing femtosecond laser"
Kazunori Okano, Hsin-Yun Hsu, Yaw-Kuen Li, Hiroshi Masuhara, J. Photochem. Photobiol. C, 2016, 28, 1-28