増原メッセージ:(37)宮坂新学術の最終国際会議におけるコメント (20191026)



宮坂代表、松田、河合、阿部、横山先生他皆さま大変お疲れ様でした。
新学術プロジェクトが成功裏に終わり、まことにおめでとうございます。

多くの研究論文、共著論文、数々の国際会議での招待講演などなどの活動で、その高い研究成果は関係者の認識するところです。光化学をはじめとする関連学協会への貢献も計り知れないものがあります。関係者の一人として感謝するとともに、敬意を表します。

各成果の上に立っての大きな新学術としての財産は、第一に研究仲間の形成、研究ネットワークの確立でしょう。向こう数年から十年これをベースに若手が大いに活躍することが期待されます。第二に日仏共同研究体制の新しいステージを作られたことがあります。共同研究所にまで発展する可能性があると聞いており、日仏間にボーダレスの研究活動が広がることは間違いありません。大いに楽しみにしています。

今後はお願いとしては、提案したPhotoSynergyをぜひとも関連学会で定着させていただきたい。またKasha rule, forbidden transition, multiphoton, multi excitationなど従来の常識にチャレンジすることを掲げられました。これは大いに成功しつつありますが、後に残る概念とてシェイプアップしていただきたい。幸い成果をもとに出版をされるということで、そこにまとめていただければと思います。

最後にアドバイザーとして5年間勉強するチャンスを与えてくださった宮坂先生ほか関係者に感謝します。


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